PEGレシオを計算してみる
2022年5月21日 ベイカレントコンサルティング 6532
- PER:33.4
- 利益成長率:20.5
- PEGレシオ:1.63
ベイカレントコンサルティングのPEGレシオは、「1.64」なので割高ということです。ただ、直近の四半期の成長率で計算すると、「0.85」になります。これだと割安です。
PEGレシオについて
株価収益率(PER)を利益成長率で割った値のことをいいます。1を基準の値とし、1以下なら割安、1以上なら割高とすることが多いようです。明確な割安基準だと、0.5ぐらいです。
PER単体だと、成長企業は割高になり、停滞企業で割安と判断されることがあります。しかし、成長企業は、いずれ成長していけばPERも低くなるので、未来の指標をみるためには、PEGレシオが必要ということです。
ここでいう利益成長率の計算をどのようにするかによって数字に大きな違いが出てきます。最終的な利益だと特別損失が大きくかかわってきます。使うのであれば営業利益成長率なのですが、営業利益にも(減損、特損)なども加味されるようになっていますので、計算する際には、それらをどのように扱うかが焦点になってきます。
コロナなど突発的な変調が起きたときの数値にも大きな変動が見られます。大きく減益して戻るようなパターンの場合です。これだと全く当てにならない数値になります。成長率は、数年ぐらいの数値を算出して均してから使うと利用できる数字になります。